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障害年金はムズカシイ?⑦ 第1段階-3病歴就労状況等申立書|名古屋市の障害年金は社労士オフィス結
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2022 / 06 / 27
障害年金はムズカシイ?⑦ 第1段階-3病歴就労状況等申立書
前回まで
障害年金の仕組みは基本的には簡単
しかし事情によってムズカシサが生じ、それは3段階に分けられる
第1段階は発病初診から現在までつながる一本のラインが長いこと
発病初診から現在までの期間が長い場合には
病歴就労状況等申立書の記載量が増える ことが障害年金請求を難しいものと感じさせる要因になります。
病歴就労状況等申立書は発病時から現在までを受診病院や環境が変わったことを区切りに
3~5年ごとに記載していくものですが、
年金事務所の窓口などでマニュアル人間に相談すると先へ進めなくなることがよくあります。
病歴就労状況等申立書は発病時から書いてください!
きちんと5年ごとに区切って書いてください!
書いてから持ってきてください!
等とギャーギャー言われることが多いと思うんですけど、
何十年前の発病時などというピンポイントなことを障害を負った人(特に精神)に正確に思い出してもらうには聞き方や会話を工夫する必要があります。
発病時という過去のピンポイントを思い出すのが難しいのであれば、
逆に現在の状況から遡ります。
まず病歴就労状況等申立書の最後の枠である現在受診している病院について
通院頻度や処方内容、受診時に主に指示される内容などを記載
そして、その病院に転院するきっかけになったことを思い出します。
それが思い出せれば前の病院を受診しなくなったきっかけも思い出すことができます。
また前の病院の通院頻度や処方内容、主治医の指示内容を記載し、
おそらくそういった受診の内容が身体に合わなかったなどの受診しなくなった理由も自然と思い出すことが多いです。
その前病院にも選んだきっかけがあり、さらに前の病院を受診しなくなった理由があり、
これを繰り返して遡っていけば発病時にたどり着くことができます。
もう一つのアプローチは、
発病時よりももっと前、子供時代から思い出していく方法です。
知的障害や発達障害の場合は元々幼少期からの記載が求められるのですが、
他の傷病の場合は幼少期についての記載は求められていないので、マニュアル人間は関係ないと決めつけて聞きもしないことが多いです。
しかし幼少期から聞き出すことによって既往症などの存在に気付くこともあり、
記憶を整理するのもやりやすくなります。
幼少期は特に問題なかった、じゃあ学生時代はどんな感じでした?
趣味とかありました? おーっカッコいいですねぇ!
そのあと就職活動とかどうでした? 自分の時は最悪でしたよ
何でその業種選んだんですか?
働き始めて大変だったこととかありました?
職場に嫌な奴とかいませんでした? どこにでもいますよねぇ、そういうお局みたいなヤツ
等々普通の会話のように時にはインタビューのように聞き出していきます。
話は少し脱線するくらいが丁度いいです。
結果的には病歴就労状況等申立書に記載することもない無関係な事かもしれないんだけど、
非常に重要な情報だと思います。
まとめ
何十年も前の発病時などというピンポイントな時点を思いだすことが難しいときは、
現在から遡る、逆にもっと前から思い出す、
というふうに順番にこだわらず前から後ろから記憶を呼び起こしていく。
各病院の受診についてはそれぞれに、その病院を選んだキッカケと行かなくなったキッカケがある
それをつなぎ合わせていけば発病時から現在までの大体の骨格ができる。
あとはその骨格に必要な情報を肉付けしていく。
これで大体完成です。
続く
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