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  • 不服申立てのススメ38 コペルニクス-7 適性

    障害年金受給のための要件は3つです。

    ① 加入要件

    ② 保険料納付要件

    ③ 障害の程度要件

    ずっと悪口を言っているしょーもない研修や勉強会では、

    ①と②について時間をかけて検討するが、

    ③については、

    1級は日常生活不可 活動範囲が部屋の中

    2級は日常生活著しい制限 活動範囲が家屋内

    3級は労働に著しい制限

    といった大雑把な程度だけを説明し、

    後は事例を通じて学習、経験していく!

    みたいな内容だと思います。

    その事例を使っての学習もしょーもないです。

    ※実際に自分は研修や勉強会なんかに参加する事なんてないので違ってたらゴメンナサイ。

     

    年金事務所の窓口にはベテランの相談員もいます。

    しかし多くは老齢・遺族の年金に関しては自信があるが、

    障害年金は全然ダメってレベルが多いです。

    ここから私のオリジナル意見ですが

    老齢・遺族の年金と障害年金の違いって何なのか?

    それは大前提の条件を満たしていることの確認です。

    言っとくけど納付要件とかそういうんじゃないですよ

    もっと根本的な条件

    老齢年金ならば65歳とかの年齢到達。

    遺族年金ならば死亡という事実です。

    老齢・遺族は満たしていることが一目瞭然です。

    これに対して障害年金は、障害の程度要件、

    特に3級とか手当金レベルはパッと見とかでは判りません。

    詳しく話を聞かなければ確認できません。

    もしも同じように

    老齢年金請求で相談者の生年月日が判らなかったら、

    同級生の存在を探す、生まれた病院を調べる、

    などの生年月日を特定する情報収取が必要となります。

    遺族年金の請求で生死が不明ならば、

    行方不明捜査、死体発見、失踪宣告手続、等々の

    様々な死亡を証明するための手続きが必要になります。

    障害年金請求よりも断然難しいです。

    でもそんなことする必要は(失踪宣告はあるかもですが)ありません。

    戸籍などですぐ判るからです。

     

    じゃあ障害年金の相談で老齢や遺族と同じように

    程度要件を満たしているかどうかをすぐに判断するにはどうしたらいいのか?

    それは、障害認定基準を読み込むという学習を

    最初にすればいいんです!

    身につけば老齢・遺族レベルで仕事出来るんです。

     

    この認定基準を読み込むという研修や習慣、

    年金事務所では全く存在していません。

    年金事務所のお客様相談室には認定基準の載った書籍が置いてありますが、

    誰も読んだ形跡のない新品同様の状態で保管されてます。

    年金事務所でそのレベルだから、年金事務所に質問しながら業務しているレベルの社労士は、

    認定基準を読み込むことを難しいと決めつけている。

    だから詳しく説明できず障害年金が難しいと思ったまま。

    根本的に発想が違うんですよ。

    難しいかどうか勝手に判断したり、噂に惑わされる前に最初に勉強すればいいんです。

    障害認定基準を理解すれば障害年金は簡単になるんです。

     

    年金事務所窓口にしろ、障害年金社労士にしろ、

    障害年金相談を受ける際の最初の確認は、

    障害が認定基準に該当しているかどうか?なんです。

    障害が確認できてから、その原因傷病の確認、

    原因傷病以外の相当因果関係や同一性傷病の確認

    それを一本のラインにして、やっと次に初診日の

    加入や保険料納付の要件に進んでいくんです。

    初診日偏重タイプの窓口や社労士はコレを理解できない

     

    事例検証なんかで一件、一件、勉強したところで

    全て網羅できないし、実際は事例通りにはなりません。

    ならば、全てに対応できる可能性が一番高いのは

    基本的なルールとして位置づけられている認定基準を、

    研修や勉強会に参加するヒマがあるなら、何十回、何百回と読み込めばいいんですよ。

     

    この認定基準、読み込むとすれば

    第1の一般的事項第2の基本的事項から始まり、

    メイン部分の第3の障害認定に当たっての基準

    第1節の眼から第18節のその他、第19節の重複まで

    第3の第2章の併合判定表13等級も含めて

    通読すると自分も最初は丸1日かけてやっととかでしたが、

    何度も読み込めばだんだん 速くなって

    慣れれば2時間もあれば一通り読めるようになります。

    最低週1回は読む事を開業以来10年継続しています。

    併合判定表の13等級に関しては毎日必ず読みます。

     

    最初にこれを通読するのって確かに大変かもしれません。

    だけど、相談に来てる人ってもっと大変なんですよ。

    自分たちはその人たちの病気を治療してあげることも

    生活の介護をしてあげる事も出来ないんだから、

    せめて認定基準を何度も何度も読むくらいの苦労はするべきなんですよ。

    それを最初から出来るかどうか?

    ずっと継続して読み込めるか?っていうのは

    ある意味、障害年金業務に携われるかどうか?の適性の見極めにもなると思うんです。

    出来ないようなら、

    精神しか扱えないレベルがせいぜいでしょう。

     

    まだまだ続きそうですけど今日はこのへんで

     

    一つ言っておくと今回の内容だけ見ると

    認定基準が素晴らしい!みたいに思うかもしれませんが

    私、全くそんなこと思ってませんから。

     

    そのへんについてはまたおいおい

     

    続く

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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