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続・不服申立てのススメ⑤|名古屋市の障害年金は社労士オフィス結
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2025 / 10 / 17
続・不服申立てのススメ⑤
「東京は雨です」
この言葉から、
東京だけに雨が降っている。東京以外は晴れている。
と想像する人がいるでしょうか?
先日の公開審理で渡された保険者意見からです。
精神障害の診断書中に、
「対人交流が苦手、家族以外との交流が困難である」
という記載がありました。そこを保険者は抽出したうえで、
「家族との疎通は取れていることが伺え・・・」
などと解釈し、それを最終審理の場である公開審理用の保険者意見に追加してきました。
他者との交流が難しいとしても
家族とは意思の疎通に問題がない、
つまり日常生活に著しい制限があるとは言えない。
という事です。
実際には家族との生活もトラブルが起きている事が
診断書にもハッキリと記載されています。
他に家族との交流が良好であることを想起させるような記載は全く見当たりません。
だいたい、他者との交流が難しい状態の人が
家族とはスッキリ区別して問題なく生活できている、
なんて想像する(伺う)ほうが無理があるんですよ。
冒頭の「東京は雨です」
ならば、東京以外の周辺地域もぐずついた天気
であることを想像するほうが自然でしょ?
伺える・・・・
なんていう単なる推測でしかないような勝手な解釈を
最終局面で出してくる。これが保険者のやり方です。
「公開審理では保険者意見への反論が勝敗を決する」
何故ならこんなケースは日常茶飯事なんですよ。
これに対しての当日の私の対応は、
提出書類のどこにも家族と疎通がとれているような記載が存在しない事を確認したうえで、
「そんな事がどこに書いてあるんですかぁ?」
保険者「いえ、伺えるというだけで書いてはいないです」
「じゃあ、ただの推測ってことですよねぇ?」
保険者「・・・え、はい・・・推測です・・・」
もっと追及して泣かしてやろうか、と思いましたが
なるべく紳士的に反論したつもりです
が、審査会の印象はどうだったか?
それが問題です。
続く
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